いよいよ収穫の秋!稲刈りの見極めも、人や田んぼの立地によってそれぞれ。試行錯誤しながら長年の勘を頼りに、時を逃さず行います。
農業組合法人かみはら山水農園 河原一馬
刈取り時期は9割以上実りがきた頃に刈取りを行います。1.85mmのふるいをかけた状態で整粒値が80以上がベスト。色選は基本害虫被害のみはじくようにしています。
乾燥は絶対に二段乾燥にします。時間の余裕があれば1日おいてから乾燥を行います。仕上げ水分は15.0%で調整しています。
※下呂の上原地区は圃場が粘土質なので、ここ数年試験したが施肥量を抑えた作付けでは逆に食味値が下がる結果になったので、適正な施肥管理をし、反収7~7俵半で粒張りが良い稲作りを目指していきたい。
山崎昌彦
稲刈りは可能な限り遅く。 堆肥自然農法と「いくまい水」の相性は良いようです。
森本久雄
10年前より出穂後の積算温度1000度を目安に同一田んぼで、早刈り・適期刈り・遅刈毎に食味値味度値の実績を取っていました。適期を過ぎた遅刈は食味値味度値ともに下がる結果が出ました。機械干し、天日干し(はさほし)の食味値味度値の比較も行いましたが、天日干しの優位性は認められず、ここ5年は機械乾燥を主にしてます。