お米の収穫が終わったすぐ後に何をするか、が美味しいお米づくりの重要なポイントです。米プロメンバーはそれぞれ、長年各自のやり方を模索して、取り組んできています。
以下にそれぞれの考え方ややり方をご紹介します。みなさんが、ご自身の地域、田んぼにあったやり方を見出していただける参考になれば幸いです。
㈱和仁農園 平田昌英
田んぼから頂いた≪めぐみ≫の分、田んぼもくたびれています。 そこで、秋収穫後、「牛ふん」をベースに「生ごみ」や「豆腐おから」等を発酵させた自 家製の有機堆肥を散布し耕起。ひと冬、田んぼには、休息を取って頂く事で、翌年も地 力の高い圃場作りを心がけるようにしています。有機堆肥を初めて入れる田んぼは3年ほどかけて土づくりを行います。
平瀬廣之
秋の土作りは毎年必ず刈り取り後の出来る限り早い時期に、堆肥・くず米を撒いて、切り藁と一緒に粗く耕起します。
農業組合法人かみはら山水農園 河原一馬
7月以降の高温期を経ての登熟期後半まで肥料がもちません。結果、地力の低下による収量の減少、食味低下を招いていると考えます。解決のために令和2年からまた堆肥を反あたり2t投入しています。
山崎昌彦
11月末に堆肥一反あたり2トンを耕します。肥料成分の投入はこの堆肥だけです。
㈱拳 伊藤喜明
私のこだわりの施肥は父親の代から70年間牛堆肥での土作りです。反に1.7トン投入。牛堆肥のみで基肥の必要成分を補っています。